税収=消費税しかないのかよ
消費税増税反対でしつこく記事に致します。
ゴミウリ新聞によると、財務省が試算した税収見通しが、消費税増税10%しても国債発行は増加になるのだとか。税収=消費税しかないかのような、為にする財務省発表を喜々として報じています。財務省の手先として、浅非新聞と、どちらが覚えめでたく褒めてもらえるか、競っているのでしょうか。
15年10月の消費税率10%への引き上げが実現しても新規国債発行額は45・4兆円となり、12年度予算案の新規国債発行額44・2兆円より増えてしまう。税収確保と一段の歳出削減が求められそうだ。
消費税を10%にあげても、財政健全までは程遠いぜ、と言いたいがためなんでしょう。であれば、法人税と富裕層の所得税を上げれば良いではないかと思うのですが、連中には消費税増税しかアウトオブ眼中です。そもそも、消費税の納税滞納額は、すべての税収の中でナンバー1だそうです。
斉藤貴男著「消費税のカラクリ」から
消費税は、国税のあらゆる税目の中で、最も滞納が多い税金なのである。国税庁が二〇〇九年七月に発表した「平成20年度租税滞納状況について」によると、2008年度に新しく発生した国税の滞納額は、全税目で約八千九百八十八億円、対前年度比で1.8%増加した。このうち消費税は約四千百十八億円で対前年度比3.4%増、滞納税額のなんと45.8%をしめている。
いくら悪質な業者がいるからだ、と言っても、納税義務者である企業や自営業者が、このデフレ下で消費税を価格に転嫁できないからでしょう。そうでなければ「滞納額率45%」という数字は説明できません。もっと言えば、悪質なブラック企業は消費税を逃れる術を知っていて、会社の創設と廃業を繰り返し、消費税を支払っていません。資本金1千万以下で創設2年間の期限付きで消費税納税が免除される、という規定を悪用しているのだそうで、そんなヤカラの数字は滞納額に反映されていないのは当然です。
弱者に厳しいばかりか、問題だらけの消費税というものを、根本の制度から議論しないで、税率だけを云々する政治屋とこんなマスゴミを愚の骨頂というのです。
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