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2011年12月 9日 (金)

忘年会と寄せ鍋

冬は鍋物、というのが通り相場である。・・と、肩ひじ張って言うほどの事ではないけれど。そして、この12月は忘年会のシーズンだ。そんなこたぁ、改めて言うまでもなく、12月に行うから「忘年会」なんだけど。で、その二つが合体することが多いのではないかと思うのですね。幹事さんがお店に予約するときに、予定日や参加人数を告げた後、「お料理は何に致しましょう?」と言われ、少し躊躇したのち、「えーと、寄せ鍋で」と半ばお約束のように言ってしまうことって有りがちなんですね。すると必然的に「忘年会」=「寄せ鍋」という、普遍的な図式が出来上がってしまう。

職場の忘年会を想定してくださいね。最近は女性が半数以上を占める、という職場が多いかもしれないけれど。まあ、昭和的な職場で、女性が数名ないし、若干名という忘年会です。え?想定できない?できないとしても、当方としては話を進めていくしかないのですが。
当日、そのちょっとした割烹料理屋の2階座敷にテーブルが3つほど並べてある。当然幹事さんは「寄せ鍋」を予約しているわけですから、テーブルの中央付近にはコンロが設置してある。予定時間の5分ほど前、三々五々メンバーが集まってくる。

3人しかいない女性陣も到着しました。宴会前のひんやりとした室温と相まって、なんか少し白けた雰囲気の中、女性陣は下座であろうと考えられる、ひとつのテーブルに座るのです。「コホン」とか咳払いをして、声のトーンを少し落としつつ、ひそひそと語り合ったりして。
ここで、幹事さんが「次の課長は俺だけんね」という、ちょいとした野望を持つ主任33歳、なんていう人だったりすると「あー、だめだめ。ほらほら、ばらけてばらけて。かたまって座ったりしちゃダメ」などというから問題が勃発したりするのです。「なんなんですか?それは。私たちはコンパニオンじゃありませんからね」と、入社8年目のサイトウ(仮名)さんが、キッとした眼差しを向けながら、幹事でもある主任33歳にはっきりとモノを言うのです。

美人で少し勝気な入社8年目のサイトウさんを、他の若手女性は普段「お局さま、細かいのよね」と陰口を言ってるんですけれども、こんな時は頼もしいわ、と信頼を寄せていたりするのです。思わぬ逆襲に、主任33歳は「いや、ま、まあ、そんな意味じゃなくて・・。ま、ま、そのままでいいか」などと、参ったな、と言う顔をしながら、最後の方は口の中でもごもごと誤魔化し気味に言ったりするのですわね。

ま、そんな、ちょっとしたいざこざがあったけれど、とにもかくにも、課長以下全員そろいまして。オブザーバー参加の部長が「あー、えー、ご苦労さまです。本年も皆さんのご活躍とご協力で我が営業部の成績もナントカ前年をクリアすることができまして・・」云々と、つまらない挨拶があって、次に課長が「お疲れさまです・・さらに、来年は当社の尚一層の飛躍を誓いまして・・」とダラダラ挨拶をするもんだから、みんなが「早く『乾杯』だけ言えばいーんだよ、オメーはよ」と心の中で舌打ちをするんですね。

長い挨拶のあとの乾杯後、仲居さんが「よろしいですか?」と言いながら外で立ち聞きしてたかのように、ふすまを開けて入ってくる。鍋に火を入れると途端に、ナベ奉行入社15年目・出世なんかオラ諦めたもんね、という風情の45歳社員が、ここが俺の見せ所とばかり「コンブは細かい泡がたてば引き上げるんだよ」「ほらほら、魚介類が先!出汁が出るんだよ」「肉の灰汁をこまめにすくって」と若手相手に細かい指示を出すのです。

それでもこの後1時間も経過すれば白けた空気の中、ちょっとした揉め事もあったけれど、なんとか大丈夫。とめどなく空気は和んでいくのです。いつの間にか、女性陣の若い方二人は他のテーブルに行っちゃって、イケメン・27歳新婚男性社員と飲んでたりするのですね。ここで、「おい、唄イケ!唄」と言われまして、出世なんかオラ諦めたもんね・45歳社員が「ほんじゃ、いきまーす!」とビール瓶を股間に挟んで「よかちん・・」といつもの十八番。それに負けじと今日の幹事33歳主任が「うーちのとうちゃんと寝た時に、変な所にイモがある」と歌いだして手拍子が盛り上がる。

一方こちら入社8年目・お局さまのサイトウさんは、若手男性社員のお酌でビールを飲んでいまして。飲んではいますが「フン、毎年同じことの繰り返し」と少し冷めた目で、すっかり強くなったわ、私も、などと考えながら、グラスを重ねていったりするのです。

・・という、カラオケもまだなかった、昭和の忘年会の有りがちな話。

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