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2011年11月 2日 (水)

TPP参加で危惧されるであろう諸問題のひとつ

先日、誤ってブログの下書きを公開してしまった。あらま、と思ったけれどそのままアップしてあります(笑)。
その記事の内容を改めて書き直します。この記事を書き始めてから分かったんですが、旧聞に属する話みたいです。ご存知の方も多いかと。
まあ、知らない人もいるかと思いますし、お暇な方はこのエントリーを読んでみて下さい。事実ですしね。

リンク先のDemocray Now!(日本語版)を見て頂ければ、詳しく分かるのですが、わざわざクリックする人は少ないだろう、ということで(笑)。私の拙い概要ですが、以下書き記します。

(ここから)

アメリカのバイオ、農薬、種子の巨大企業、モンサント社が開発した「ラウンドアップ」という強力な雑草除草剤があり、それを使用することによって、作物そのものが枯れてしまわないように、耐性品種を遺伝子組み換えによって作り出したのがそもそもの始まり。モンサント社によれば、その遺伝子組み換え品種だと使用農薬も減り、収穫も増え、栄養価も上がるとのふれこみだ。

安全性のテストも不確かなまま、90年代半ばにはカナダでも、この遺伝子組み換えナタネ(GMナタネ)が認可された。
カナダの農民、パーシー・シュマイザーさんの隣農家でも、97年頃にはそのGMナタネの栽培を始めた。ところが、そのGMナタネの種子が風で運ばれたのか、シュマイザーさんの農地で栽培している、自家品種のナタネと自然交配してしまった。

大変な事だと落胆している、シュマイザーさんに追い打ちをかけるように、モンサント社は98年にシュマイザーさんを特許侵害で訴える。モンサントの言い分は「種子の混入経路は関係ない。種子の持っている遺伝子に知的所有権があるのだ」ということで、カナダドルで100万ドルの賠償金を求める他、農機具などを差し押さえようとする。

モンサント社の理不尽なやり方に、戦うことを決意したシュマイザーさんは、その後最高裁まで争うことになる。最高裁の判決では評決が5:4で分かれたが、モンサント社の特許権は認める、というものだった。がしかし、生命体の特許や農民の品種改良の権利などはカナダ議会に差し戻される。その結果、賠償金の100万ドルやその他差し押えは棄却された。

(ここまで)

以上がこの話のあらましです。動画(日本語字幕)もありますので、詳しくはリンク先へどうぞ。

Democracy Now!

ドイツのボンに集まった約80人のライトライブリフッド賞(※)受賞者たち中に、カナダの農民パーシー・シュマイザーの姿がありました。受賞理由は、生物多様性と農民の権利を守るための勇気ある行動、すなわち巨大バイオ企業モンサントに対して戦いを挑んだダヴィデのような行動です。その発端は、隣家が育てていたモンサントの遺伝子組替えナタネの花粉が風で飛ばされシュマイザーの畑に混入し、50年かけて改良を重ねた自家開発の品種品種を汚染した事件でした。取り返しのつかない損失に打ちひしがれるシュマイザーに追い打ちをかけるように、モンサントは自社のGM種子を無断で栽培したとしてシュマイザーを特許侵害で訴え賠償金を要求したのです。あまりの理不尽と傲慢なやり方が彼を奮い立たせ、農民の権利のための戦いが始まりました。シュマイザー夫妻の戦いの記録を通じて、モンサント社と遺伝子組換え産業の危うさが浮き彫りになります。

※ライト・ライブリフッド賞(wikipedia)

第二のノーベル賞と称されることもある名誉ある国際的な賞である。

シュマイザーさんとモンサント社に、前段階で何があったのか知る由もないのですが。例えば、このGMナタネ作物を導入しなかった、唯一の農家だったのかもしれません。
この話から見えることは、遺伝子組み換えというものの危うさと、特許権を振りかざし、理不尽に農民個人を訴えるという大企業の利己性と傲慢さではないでしょうか。私はかなり憤慨しました。こんな強欲巨大企業がアメリカにはゴマンとあるでしょう。しかも、このモンサント社と日本の経団連の米倉氏が会長を務める住友化学が農薬部門で長期的協力関係を締結しているということです。

経団連はTPP推進の総本山、元締めみたいなもので、その旗振り役の会長が、こういう世界的に悪名高い企業との協力関係を結んでいる、というのは如何なものかと。仮に、ただ単に企業間の協力関係に過ぎないとしても、痛くもない腹を探られるのも致し方ないでしょう。
私は政治的な思惑も、当然あると思っていますがね。

この除草剤耐性品種セイヨウナタネは調べますと、モンサント社のものかどうかは不明ですが、ニッポンにおいても既に、導入、認可されているようです。カルタヘナ法という生物の多様性評価もあり、食品としての安全性評価基準を定めているそうです。私、知らなかった、というか。すでに、遺伝子組み換え作物ってかなり認可されていたのですな。よく加工食品などの注意書きに「大豆 (遺伝子組み換えでない)」などと表記されていますが、逆に何にも書いていないものは、遺伝子組み換えの野菜などを使っているということなんですね。こうしていつの間にか、静かに入ってきているのです。

http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/information/pdf/gm_siryo.pdf(農水省「遺伝子組み換え農作物」について)より>

でも、その他の認可されていない品種で、これらがTPP参加によって不都合な『非関税障壁』と認定されれば、撤廃されることだってあるかもしれない、ということです。つまり、安全性も担保されず、各国で認可されている、どんな遺伝子組み換え作物でもOKとなる。そんな可能性だって有り得るということですね。農産物が安く輸出入できるという、そんなものだけではないということでしょう。

そして、このカナダの農民のように、その飛んできた種子で、自然交配してしまった作物の知的財産、特許権侵害で訴えられることはない、と言い切れるのでしょうか。

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コメント

TBSラジオを聞いていた頃、主に朝、しょっちゅう「ラウンドアップ」のCMが流れていました。アレってモンサントだったんですね。ちなみに今ではTBSラジオはヤメて、文化放送専門になってます。そっちでは「ラウンドアップ」は流れてません。そういえばTBSラジオでは、この夏、資源エネルギー庁の「節電アクション!」のCMだらけでした。夏前は東電のおわびCMまで流れていたし、手を変え品を変え、原子力マネーが流れ込んでいる放送局だなあと思いました。一方、文化放送は一切ナシ。一応、フジサンケイグループなんですけどね(笑)。

おっと、本文と関係のないコメント失礼しました。そもそも農薬の都合に合わせて、植物の方を改造するっていうのが本末転倒というか、マッドサイエンティストの発想ですね。

ラジオで農薬のコマーシャルを流すんですね。そうか、農作業しながらラジオを聴いている人とかにターゲットを絞っているんでしょうか。TBSラジオはヤメたんですか。ポマードの武田記者は今どうしてんですか。

>そもそも農薬の都合に合わせて、植物の方を改造するっていうのが本末転倒というか、マッドサイエンティストの発想ですね。

SFチックに言うと、放射能耐性のある人間を遺伝子操作で作り上げる。そうしておいて、原発をこれからも稼働していく、なんて、そういうことと同じですね。でも、放射線は遺伝子を傷つけますから無理ですかね。だけど、マッドサイエンチストの誉れ高い山下俊一なんかマジで考えていそうですなあ。

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---------------------------------------------------------------------------------------- 除草剤耐性作物 除草剤耐性作物は、特定の除草剤に耐性を持つ遺伝子を組み込むことにより、除草剤をまいても枯れないようにした作物です。普通、除草剤は選択性(効果を発揮す…... [続きを読む]

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