世の中には、どうしても自分の今の立場から一歩も出る事無く、他人の立場を理解できない。或いは、しようとしない人たちがいるものです。
例えば、派遣社員をまるで、ダメ人間、堕落の象徴だと捉えて、蔑視する事によって自分たちの優越性を誇示しようとする人たち。
そんな人たちは決まって、こう言うのです。
「派遣は、責任感もなく、適当に仕事をして時間がくればおしまい、厭な仕事なら次に移り、少しも我慢もしない。環境に甘え、スキルアップもしない。お金も使いたいだけ使い、なくなれば国の援助を頼む。」
ホント、ぼろくそ。(^.^)
そりゃ、派遣の中にはひどい奴もいます。
私の知っているケースでは、企業に派遣されたその日、トンずらした奴もいます。
「あれ?あの新人さんは?」昼食の時間が済んでも職場に戻ってこないのですね。おそらく、その人はこの仕事ムリ!と思って逃げるんでしょうね。
「またフェードアウトか(笑)」その日に逃げたというのは1~2人だけど、一週間だとか一か月単位だと枚挙にいとまがない。(^_^;)
辞めたいのだったら、はっきり辞めますと言えばいいものを黙って消えるのだから、責任感が無いと言われても仕方がないですね。
だがしかし、その昔私が営業していた頃、OJTとして配属されたばかりの新人さんと一日目、同行外回りをしたのですがその新人さん、歩いていて急に泣きだしたんですね。「どうした?なんかあったのか?」と聞いても要領を得ない。
結局そいつは辞めました。外回りが厭だったんでしょう。
勿論このケースは正社員です。しかも大学新卒でバリバリの新人さんです。ま、一応こいつは辞めるって言ったみたいですけど。
また、今行ってる派遣先の正社員の中には全く仕事をしない、就業時間の大半を同僚とのおしゃべりと、端末での社内メール閲覧に費やしている奴がいます。
私なんかそいつを見ていて、逆に凄いと思ってしまうんですね。
普通に仕事をした方が、時間も早く立つし楽なんじゃないか?とすら思ってしまいます。敢えて、苦難の道を選んでるの?とかね。ハハハ。そして言う事がまた凄い。「これで給料もらえるんだから、ええ商売(笑)」
言っときますが、仕事が無くてそういう状態じゃなく、常にそうですから。
「派遣は困ったら生活保護や、国に援助を求める!」
あのですねー(笑)。たしかに派遣村で炊き出しを受けて、生活保護を申請した人もいました。派遣の人口って何十万人いると思っているのでしょうか。
その内の5~600人ほどが食うに困ったとしても、別にふしぎでもなんでもないでしょう。
正社員の中にもリストラされて食うに困っている人だってたくさんいるんじゃないのですか?そして、生活保護を受けている、元正社員だってたくさん居るでしょう。正社員は失業手当が有り、退職金もあったりして、当分は食いつなげると言うだけの話で仕事が見つからない場合、それらがなくなれば結局生活保護でしょう?同じです。
人間、責任や義務だとかは当然背負っているものです。そして勉強や努力は尊いものです。それは派遣であれ、パートであれ、正社員の人でも同じで、出来る人は出来るし、しない人はしないのです。当然だと思うのですが。
ここまで書いてきてふと思うのだけど、労働者は全て同じなのに、いつの間にかカーストみたいな、ヒエラルキーが出来てるんですね。
「ははー、正社員さまー」とでも言って欲しいのでしょうか。(T_T)
まあしかし、それもこれも、労働者の意識での分断をもくろむ大きな力が作用してるのでしょうね。経団連だったり、それにべったりの政党だったり。
その企みにまんまと乗せられている人々が、少しばかりの優越感をくすぐられて、派遣社員を蔑視するような言動をしたり、上から目線で物事をとらえているのです。
本当は、連携しなければならないのに。
情けない話です。
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